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華麗なるヒコーキ野郎 感想

 華麗なるヒコーキ野郎 感想

1920年代のアメリカ。第一次世界大戦後の元空軍パイロットたちは、遊覧飛行と曲芸飛行を生業とするバーンストーマーとして、各地を回っていました。

この作品は「明日に向って撃て!」と「スティング」のジョージ・ロイ・ヒル監督が、2作品のスタッフを再結集して撮った、空と飛行機に魅せられたバーンストーマーたちの物語です。

個人的には、前2作の方が圧倒的に楽しめました。

当時の空中戦は飛行機乗り同士の一対一のバトルで、騎士やガンマンの決闘のように考えられていたようです。曲芸乗りでは死亡事故も多く、若くして亡くなる飛行機乗りは少なくありませんでした。

そうした背景があるためか、作品中でも事故で簡単に飛行機乗りが亡くなります。が、その死は単なるエピソードのひとつに過ぎません。

で、主人公が、敵国ながら彼の憧れる伝説のドイツ人元空軍パイロットと、映画の撮影という場で本気の空中戦を繰り広げるシーンがクライマックスになります。

でも、それで空と飛行機のロマンを語られてもね~

という感じでした。

当時の時代背景や空に関わる人々の死生観が、納得できないと、この作品は楽しめないかもしれませんね~